春、この時期はいつも放棄が増えます。
イベントや獣医通いで予定ビッシリギチギチの中…………一刻を争うレスキューに、複数対応していました。
まさに満身創痍、飼い主さんからの放棄です。
これで飼い主さんが直前まで居ました。
色々ご事情はあったようです。
前の飼い主さんが飼えなくなった犬を引き取り、でもやはり引き取った方も飼えなくなってしまったらしい。
しかし犬の体は大変悪く。ボロボロ、ガリガリ、全身状態が悪い上に、ハイシニア。これではあまりにも…………。
色々な子を見てきましたが、酷すぎる状態です。
参った。
もっと早く分かれば、助けられたかもしれない。
今、なんとか1日3回食べさせていますが、血液検査結果も悪すぎて何が悪いのか、全部悪いから、本当の悪い所が見えてきません。
酷い飢餓状態、貧血、脱水、白血球数も好中球もリンパ球も振り切ってる、アミラーゼ、リパーゼも、あれもこれも振り切ってる🥲色んな所が大ダメージを受けています。
『飼えなくなったら自分で新しい飼い主を探す』
皆さん、言われなくても当たり前と仰るかもしれませんが、再放棄になる事はとてもとても多いです。
これまでレスキューしてきた動物達も、良くよく聞くと、飼えなくなった人から引き取ったが、自分もやはり飼えない。なんて話が沢山あります。
獣医など連れて行ってもらえず、予防注射どころか、ノミダニ予防(この子は耳ダニ、ノミにも感染してました)も、全てしてもらえていなかったようです。
それでも……
飼い主が居なくなった、なら誰かが世話をしてやるしか無いのです。先が長かろうと短かろうと、この子達には何の関係もありません。
瑞丸(ずいまる)くんと名付けました。
まだダメだよ、アニプロ頑張るから、瑞丸くんも頑張ろうね。